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アニメで知ろう!難聴講座 小学校編

皆さん、こんにちは!岩尾です。

 

言葉のかけはしとして、初のアニメで知ろう!難聴講座、小学校で実施してきました!

 

そして、自分が講師の時って、僕は写真を撮るのを忘れます・・・(笑)

 

まあ、小学校なので、生徒の写真は撮れないんですけど、せめて黒板に映ったパワポの映像だけでも撮ればよかったと、毎回後悔している次第です(笑)

 

 

さて、この講座、難聴の生徒がいるクラスで実施しました。

今回は、2クラス行ってきました。

 

「なんちょうって、知ってる?」

 

「しらなーい!!」

 

一斉に答えてくれた生徒たち(笑)

 

2年生なんだから、知らなくて当然だと思いますか?

 

もちろん、普通の2年生だったら、知らなくて当然です。(もちろん知ってる場合もありますが)

でも、このクラスは、難聴の生徒がいるクラスなんです。

 

これが、見えづらい障がい、見えない障がいと呼ばれるゆえんでしょう。

 

難聴って、説明がしづらいです。

そして難しいので、小学校2年生ぐらいには、伝え方も非常に悩むと思います。

 

また、「特別視することなく接したい」という思いもあると思います。

これは、実は誤りやすいところでして、

難聴だということを特に説明しないで接することではなく、

難聴だということを説明した上で、腫れ物に触るようにすることなく接することが、「特別視することなく接する」ということです。

 

だからこそ、難聴ということを知ってもらうことは非常に重要なのです。

 

そういう意味で、難聴がわかるアニメ「なんちょうなんなん」は、本当に素晴らしい!

講座でも流しました。

 

「しってる!」

「テレビで見た!」

という子も何人かいました。

嬉しいですね!

 

これは、みんな、興味を持って見てましたね!

リズムを取ってる子もいました!


でも、やっぱり、見ただけでは、なかなか現実と結び付けられません。

特に小学校低学年ではですね。

 

だからこその講座なんです!

 

今日は、まず難聴の人の聞こえ方の体験をクイズ形式でしました。

 

以前、雙葉小学校でやったときは正解者が出てしまったので(笑)、今回は考えましたよ!

 

結果、正解者は0でした!

ちょっと聞こえにく過ぎたかもしれません(笑)

調整したいと思います。

 

さらに、マスクをつけてもやりました。

これには、「次はマスクをつけてやるよ」といった瞬間から、

「ぜったい、ムリだ!」の声も上がりました。

 

そうなんです。

「絶対、無理」なんです。

そこを感じてくれたのなら嬉しいです。

 

また、今日はマウスシールドでやりましたけど、

「それは見やすい!」

と言ってくれる生徒さんもいました。

 

そうなんです。やっぱり顔を見て友達や先生と遊んだり勉強したりしたいよね!ということも話しましたし、 

「でも、怖い(マスクをはずのは)」と言ってくれた生徒さんもいました。

 

データで見れば、特に20歳以下はほぼ重症化もしてないし、死者もほぼいません。

パンデミックというのは、段々毒性が弱まって、感染力は高くなって、普通の風邪になって終わります。

つまり、もう終わったねという段階にきているわけです。

もう怖くないよと、こういう事実を大人や社会はしっかりと子どもたちに伝える必要がありますよね。

 

そして、こうすれば話がしやすいよという最近作りました「プラス1コミュニケーション」という手法を少し一緒にやりました。

これも、みんなノッてきてくれて良かったですね!

 

表情で表すのは、ちょっと恥ずかしいという生徒さんがいたりもしましたけど、やりやすいやり方を使ってくれればOK!

 

 

しかも、今日気づいたんですけど、表情でっていうのは、マスクつけてたらできませんね(笑)!

生徒さんに言われて気づきました(笑)!

 

「そうだね!マスクつけてたら難しいよね!目で表すしかないよね!」

 

と、思い切り目力で「嬉しいね!」をやってみましたけど、

「怖い!(笑)」という声も聞こえました(笑)

 

写真で確認すると、確かに怖い(笑)

講座ではマウスシールドだったので、更に怖かったのか、和らいだのかは不明ですが(笑)


最後に伝えたのは、これを使っても、うまくいかないことはあるよということです。

でも、それでいいんだよ。

うまくいかなかったら、違う方法で試せばいいんだよ。

一緒に練習していけばいいんだよ。

少しの思いやりがあれば、お互いに楽しく話ができる、超楽しくって素敵な世界になるんだよ。

とお話ししました。

 

今回、2クラスいきましたが、難聴の生徒さん2人は、1人は僕の娘です。

そしてもう一人は娘と仲良しの友達です。

この2人は、難聴学級というクラスに在籍していまして、国語や算数はこのクラスで勉強して、道徳や体育、音楽などは一般のクラスで勉強する形です。

 

2人とも結構よく知ってるんですけど(娘は当たり前ですが(笑))、一般のクラスの中では、やっぱり若干遠慮してる感がありましたね。

うちの娘は、講座終了後、クラスで仲がいいんだろうなと思う子と一緒の時はいつもの娘でしたが、クラスの中では、ちょっとまだ自分を出せないところがあるのかなあと感じました。

 

もちろん、難聴学級と行き来してるのでというのもありますが、この講座を機に、少しでも話しやすくなればいいなと思っています。

 

やっとスタートが切れたので、また次の機会だったり、来年以降も継続して、小さな思いやりを普通にできる子どもたちを増やしていきたいなと思います。

 

講座実施のためご協力いただいた那珂小学校の先生方、本当にありがとうございます!

また、継続して連携をお願いします!

 

言葉のかけはしでは、幼保園、小中高校などへ、

アニメで知ろう!難聴講座を、交通費のみで実施しています。

難聴の生徒さんがいない学校でももちろんできます。

開催を考えられている学校関係者の方、

子どもさんが通う学校へ開催してもらいたいと考えている親御さん、

お気軽に、岩尾までご連絡ください。

 

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