
皆さん、こんにちは。
岩尾です。
今日は、難聴の子を持つ家族向けの話題です。
難聴児は、3才児に最初の進路選択の時期が訪れます。
それは、ろう学校(特別支援学校)の幼稚部に行くかどうかという選択です。
なので、選択肢は、
・ろう学校の幼稚部に行く
・一般の幼稚園に行く(それだけ or +療育センター等)
・保育園に行く(それだけ or +療育センター等)
・幼稚園も保育園も行かない(それだけ or +療育センター等)
という、4つに分かれるかなと思います。
ろう学校幼稚部以外は、療育センター等に行くか、行かないかという選択も入ってくるので、厳密に言うと、7通りに分かれますね。
もちろん、3歳以降に難聴が発覚することもありますので、あくまで3歳以前に難聴がわかった場合ということになります。
僕は言語聴覚士ではないので、あくまで、難聴の子を持つ親の立場でしか言えませんが、
この時期、ろう学校幼稚部に行かないのであれば、療育センター等での療育は、絶対にしておくべきだと思います。
療育センター以外では、病院や大学などで療育をやっているところもあります。
では、ろう学校に行くかどうかはどう判断するかといいますと、
★手話を母語にしたいと思っている場合

★もう少し日本語力をしっかり身に付けたいと思っている場合

この2パターンの場合に、ろう学校を選択することになります。
通常、ろう学校は「手話」を使っていますが、手話を使ってない学校もありますので、見学は必要です。
(その昔、手話が禁止された時代もありましたが、今は違います。ただし、学校の方針は様々です)
日本語力を身に付けたい場合に、手話を使っているろう学校を選ぶのはなぜかと言いますと、
手話を使っているろう学校でも、口話や聴覚を使ったコミュニケーションも、多くの学校は取っているはずです。
ろう学校は通常平日5日間通います。
療育センターは、MAXで週に2回+個別療育が月に2回程度。
療育の頻度を高めて、日本語力を身に付けるという狙いがあります。
ろう学校で日本語力をしっかり身に付けた方がいいか、一般の幼保園+療育センターの方がいいかは、言語聴覚士さんと要相談です。
地域での特色もあると思いますので一概には言えませんが、福岡市では、ろう学校は手話メイン(日本語も使います)に、療育センターは聴覚を使った日本語メイン(以上児では、通常手話はほとんど使いません)になります。
(住んでいる地域で確認は必要です)
つまり、ろう学校と療育センターで、やること(目指すこと)が全く違ってくることがありますので、家から近いからとか、友達がみんなそっちに行ったからという理由で選ぶのは良くありません、
我が家は何を目指すのか?
しっかり考えて選びたいですね。
そして、じゃあ、手話がいいのか?日本語がいいのか?という疑問が必ず湧いてくると思いますので、このテーマの次の回でお話しします。
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