
これは、多くの人が知らないことではないかと思います。
僕も、娘が難聴と診断されたとき、
「でも、補聴器つければ聞こえるんでしょ。大したことはない」
と思っていました。
ところが、そんな単純な事ではなかったわけです。
補聴器は、アナログからデジタルに変わり、更に進化を進めています。
非常に高性能な機器がどんどん出てきています。
今は、脳が判断しやすい音に変えるような補聴器も出ていて有難いですね!
(ぜひ、そういう機器を福祉型にしてもらいたいです)
ですが、それにしても機器には限界があります。

70㏈の場合の個別例
補聴器を使って聴こえを良くしようとすると、今のところ、
20~25dBが機器の調整の理想値だとのことです。
それ以上は、人間の負担が大きくなることが多いんだろうと思います。
もちろん個人個人状況が違うので、そこまで出せないケースもあるでしょうし、逆にこれ以上出るケースもあるはずですが、ザックリと言えば、うまくいっても、その近辺までしか聞こえを補うことはできないということになります。
若い人の多くは0dBが聞こえますから、やっぱり聞こえる人と同じようには聞こえないわけですね。
音量で見ると、最高にうまく補聴できた場合でも、聞こえる人の10~18倍も聞こえにくくなります。
そして、感音性難聴というタイプの難聴は、音が歪みます。子音が聞き取りにくいイメージですが、この歪みは直せません。
音が小さい上、歪むわけですから、言葉としての聞き取りが難しくなります。
人工内耳はと言いますと、人工内耳とは、手術によって音を電気信号に換えて脳に送り、言葉として認識できるようにするものですが、これも、20~25dBが理想値で、成功すればそのぐらいまでは聞こえるようになるようですが(もちろん個人差はあります)、当然聞こえる人のレベルまでは聞こえません。
聞こえ方も、機械音のような聞こえ方らしいとは言われていますが、人工内耳にしてみないことには正確にはわかりませんよね。
ただ、聞こえる人と同じような聞こえ方にはならないということだけは言えます。
ですので、補聴器や人工内耳をつけていても、聞こえる人と同じようには聞こえないんだということは、ぜひ知ってもらえると嬉しいです。
どうしても、そのような補装具があれば、自分と同じように聞こえてるんだろうと思ってしまうのは当然のことだと思います。
ただ、ここから誤解が起こってしまうので、こういう事実を多くの人に知ってもらえればと思っています。
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