※正式名称「プラス1コミュニケーションサポーター講座」
略称「プラス1サポーター講座」として表記します。
会話をするとき、手軽にできる”小さな寄り添い”を加えることで、
聞こえづらくても会話が読み取りやすくなるコミュニケーション方法です。
2016年の全日本ろうあ連盟の調査結果ですが、聞こえないための、配慮をお願いしたが断られた、不快な対応をされたということが多くを占めています。
多くの人、企業が、聞こえないことへのフォロー方法を知らないと言えます。
2023年当方の独自調査(母数201)で、買い物やサービス時に、会話が聞き取りにくくて困ったことはあるか?に、「困ったことがある」と答えた割合です。
対象は聞こえる人が主で、難聴でなくても会話が聞き取れず困っている人は多いことがわかります。
2022年から障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法が施行され、2024年4月から企業も合理的配慮が義務となります。
今後、ユニバーサルな対応ができなければ、生活者、株主、求職者からも選ばれにくくなるでしょう。
日本全体では、10人に1人が難聴というデータがあります。
ところが、難聴に対する理解は浸透していませんでして、逆に誤解が定着している部分もあります。
そのようなこともあり、87.3%の難聴者が差別経験があると答えています。
これはつまり、多くの人や企業が聞こえないことへのフォローを重要視していなかったり、フォローの仕方をわかっていないから起こっていることと言えます。
とは言え、聞こえないことの影響は多岐にわたります。
身内に難聴の人がいるなどではない限り、なかなか聞こえないことへのフォローや聞こえない人への接し方はわかるものではありません。
しかも、身内に難聴の人がいても、「聞こえる人」では、気づかない、わからないことも、実は多いのです。
僕自身も、娘が難聴と診断されたとき、「でも、補聴器をつければ聞こえるんでしょ?大したことはない」と誤解していました。
誰もがわかりにくいものです。
昔から難聴の人たちは一定数いるのに、未だになかなか理解が拡がっていないのは、このようにわかりづらいことが原因の一つだと思います。
それと、聞こえる人が耳を手で覆ったぐらい、それも10秒間ぐらいの感覚でイメージしていることも多いはずで、そこが誤解を生んでいる原因にもなっていると思われます。
何かのサービスを受ける時、聞こえない人は、何のフォローもなければ、聞きたいことも確認できません。
それで、間違って認識してしまったり、わからず諦めてしまったりすることもあります。
お店を利用するのがすごくきついという人もいます。
でも、何かのサービスを受ける時、話している言葉がしっかりわかれば、買い物を楽しんだり、サービスを楽しく受けたりできるのです。
それは、ぜいたくなことでも何でもなく、ごくごくささやかな望みです。
ですので、対人サービスをしている方に向けた「聞こえづらくても読み取りやすいコミュニケーション方法」を学ぶ講座を立ち上げました。
これができれば、聞こえない人でも、買い物やサービスを楽しむことができるようになるはずです。
このコミュニケーション方法は、ごく簡単なものです。
ですが、なぜこれが必要なのか?という、難聴の知識、聞こえないことの影響を理解していないと、この簡単な方法さえ使うことができません。
この講座は、難聴の知識、聞こえないことの影響をしっかり理解することができ、読み取りやすいコミュニケーション方法を効果的に使えるようにできます。
このプラス1コミュニケーションは、難聴の人たちにわかりやすい会話方法ですが、実は、聞こえる人へもわかりやすくなります。
誰にでも優しく、わかりやすい会話の方法です。
今や、製品やサービスは多くが高品質化され、何を選ぶかという判断基準は、デザイン性や、思い入れが左右されるようになってきています。
思い入れで言うと、昨今は「ユニバーサルな対応をしているか?」という価値基準が一つ挙げられます。
現在、多くの人が知らない「聞こえないことへのフォロー方法」。
これを逸早く身に付ければ、これからの超高齢化社会において、対人サービスを提供する企業としては、社会に選ばれる大きな要素となるはずです。
これがプラス1コミュニケーション9つのベースです。
これらを学び、自ら実践し、周りに働きかけることができる人。
それが、プラス1サポーターです。
接客業,飲食業,宿泊業,
医療系,福祉系,
行政関係,政治,学校,
運輸系,
金融業,
娯楽施設
など、高齢者向けサービス、対人サービスを行う仕事で使えます。
難聴者は、いろいろなお店を利用するとき、非常に気を遣います。
言葉が聞こえにくいので、コミュニケーションをとるのが難しいからです。
でも、「筆談ができる」とわかっていたり、音声文字変換アプリがあるとわかっていれば、安心してお店を利用できます。
また、まだまだマスクが多い今の現状ではさらにコミュニケーションがとりにくくなっているので、「聞こえに配慮している」というメッセージは、難聴者にとって有難いものです。
これからの超高齢化社会を見据えたとき、お客さま、ご利用者さまの多くは聞こえにくい人であるということにもなり得ます。
実際に、62%の人が、買い物やサービス利用時、会話が聞き取りにくくて困ったことがあると答えており、場所で言うと、50代以下の80%が、スーパーやコンビニで困ったと答えています。
だからこそ、聞こえづらくても読み取りやすいコミュニケーション方法は、必ずサービス業のスタンダードになります。
聞こえる人にとっても、プラス1コミュニケーションは、じゃまになるものでもありませんし、わかりやすくなります。
ユニバーサルに使えるようになれば、多くの人が利用しやすくなります。
ぜひ、あなたも、御社も、来るべき高齢化社会に先駆けて、プラス1コミュニケーションを取り入れてみてください!
・接客業や対人サービス業をされている方で、聞こえにくい方への接し方を学びたいと考えている方
・学校などで、難聴の児童、生徒さんと関わる方
・企業で、同僚などに難聴の方がいて、コミュニケーションの取り方を学びたいと思っている方
・家族に難聴の方、聞こえにくい方がいて、コミュニケーションの取り方を学びたいと思っている方
など
※本講座は、聞こえる人対象のプログラムですが、聞こえにくい方で受講希望の方がいらっしゃいましたら、音声文字変換アプリで対応させていただきます。
形式:オンライン(Zoomを使用)
時間:2時間半程度
定員:1回20名
受講料:3,300円(税込み)
講座資料:受講後に、PDFファイルにてお送りします。
会社単位の受講もできます!
受講者が多い場合、会社に伺い講座を行うこともできます。
その場合、別途交通・宿泊費の実費を頂きます。(宿泊は必要な場合のみ)
1回の定員は、100名程度以内を目安に、詳しくはお打ち合わせいたします。
詳細は、下記お問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。
・プラス1コミュニケーションとは
・聞こえない人のコミュニケーション方法
・手話と日本語は全く違う言語である
・難聴がわかるアニメ「なんちょうなんなん」
・難聴の人の聞こえ方
・聞こえないことの影響
・聞こえないことによる場面ごとの困りごと
・9つのプラス1コミュニケーション
・ITツールの紹介
・場面ごとのプラス1
・プラス1を行うマインドセット
・プラス1の効果的な進め方
岩尾 至和(いわお ゆきかず)
一般社団法人言葉のかけはし 代表理事
難聴の子を持つ家族会そらいろ 会長
2014年に難聴の娘が生まれ、2017年に難聴の子を持つ家族会そらいろを立上げる。
その活動の中で、メンバー含め、保育園等でなかなか聞こえないことを理解してもらえない現状に出遭う。これは、聞こえないことの正しい理解が圧倒的に知られていないからだと強く感じ、難聴の正しい理解を拡げるためクラウドファンディングを通し、難聴がわかるアニメ「なんちょうなんなん」を制作。その後、このアニメを使って本格的に難聴の理解を拡げるため、一般社団法人言葉のかけはしを広報の河原と2人で立ち上げる。
自身は、2004年から人材開発、キャリア支援に携わり19年目。
言葉のかけはしでは、難聴の啓発講座、難聴者向けの就職支援、難聴者が働く企業のサポートなどを行っている。
建設業,人事・育成部門 40代男性
(受講理由)
難聴の方に来ていただいた際にどのような形を提供できるのかとの考えを持っており、手話を学んだことがない方でもコミュニケーションの取り方があるのではないかと思い受講させていただきました。
(受講して役に立った!と思ったこと)
しゃべり始める際の合図等、今までやれていなかったことや初めて教えていただいた事等沢山の事を知れたので今後活用していき働きやすい環境を作っていきたい。
(現場で実践したこと)
通常業務での仕事の引継ぎ等を口頭で伝えていたが、受講後、自分の頭の中にあるものを一度書き出してから細部に渡るまで引き継いでいくように意識してやっている。
(効果を感じたこと)
実際に今までは、わかっているだろうとの思い込みがありましたが、全て書き出し細分化することはかなり効果的だと今思ってます。
(プラス1を活かせると感じたこと)
相手の事を思い行動することの大事さ。
それを行うことで受け入れてもらいやすくなるなと、今更ながら考え直しています。
フリーランスカメラマン 40代男性
(受講理由)
気がつくと自分の周りに難聴者の方が結構いることに気づき、自身がサービスを提供する仕事をしている以上、どんな方にも平等なサービスを提供する使命があるのではないかと感じて受講を決めました。
(受講して役に立った!と思ったこと)
「聴こえに難がある方」と一括りにしてもいろいろな状況や状態があることを知り、一様ではないことを知れたこと。
聴こえ以外でも、難がある方に対しても思いやりを持って対応することが、いの一番に大切だと気づけたこと。
誰もが、気付かぬうちに相手から「差別を受けている」と感じさせてしまっている可能性があると気づけたこと。
小売業,CS担当 50代女性
(受講理由)
百貨店のサービスの一環として
(受講して役に立った!と思ったこと)
緊急時のアナウンス(聞こえない方への伝え方の構築)の重要性。
想定以上に聞こえづらい方がいらっしゃること。
補聴器が想定以上にカバーできていないこと。
小売業,サービス 50代女性
(受講して役に立った!と思ったこと)
プラス1コミュニケーション。
難聴の方がどんなタイプがいて、何がどのように聞こえるのかということ。
小売業,人材開発 50代男性
(受講理由)
楽しくお買い物をして頂くために、何ができるか知りたいと思ったから。
(受講して役に立った!と思ったこと)
プラス1コミュニケーションとして、具体的にどんなことを行えばよいのかを知ったこと。
月に1回程度、定期的に開催する予定です。
日程が決まり次第こちらにアップします。
【ご受講者様⇒】お申込みフォームよりお申込み
【かけはし⇒】お支払い方法のご連絡(クレジットorお振込み)
【ご受講者様⇒】受講料お支払い
【かけはし⇒】1~2日前に当日URLのご連絡
【ご受講者様⇒】当日ご参加
修了レポート(任意)を期日までに出していただけましたら、
修了証をPDFでお送りします!
(※修了証がなくても、ご受講しましたらプラス1サポーターです)
下記お申込みボタンをクリックしてお申し込みください↓
A4サイズの案内チラシです。
ご自由にダウンロードしていただき、お知り合いの方などにご紹介をお願いいたします。